そもそもなぜ車庫証明なんて必要なのか?

このように思う方はたくさんいらっしゃると思います。面倒くさいし、手間もお金もかかりますから当然だと思います。

実は、車庫証明は「自動車の保管場所の確保等に関する法律」(通称:保管場所法)によって定められています。この保管場所法は昭和37年に施行され、第1条にその目的が次のように書かれています。

第1条(目的)

「この法律は、自動車の保有者等に自動車の保管場所を確保し、道路を自動車の保管場所として使用しないよう義務づけるとともに、自動車の駐車に関する規制を強化することにより、道路使用の適正化、道路における危険の防止及び道路交通の円滑化を図ることを目的とする。」

車を所有している人が少なかった時代、駐車に関して規制しなくてもそれほど問題はありませんでした。しかし、経済が成長し、車を所有する人が増えてくるにつれて、路上駐車が人々の生活に悪影響を及ぼすようになってきました。そこで国は、自動車の使用者に、自動車を利用して便利な移動手段を得る代わりに、保管場所をきちんと確保して駐車するという義務を負わせることにしたのです。

道路は本来、通行するためのものであって、駐車するための場所ではありません。違法な駐車によって幅が狭まったり、見通しが悪くなってドライバーや歩行者が危険にさらされるようなことはあってはならないのです。

道路を健全な状態に維持し、安全に通行できるようにするために車庫証明は必要な規制であるということです。